この作品は、職場という階級社会が、いかにして一つの究極の支配関係へと変貌し、そして一人の少年を、男へと変貌させていくかを、見事なストーリー展開で描き出した、非常にスリリングな一本です。主人公は、10歳年上の、バリキャリ管理職である入田さんと、その部下である、新入社員の童貞クン。この二人の関係は、社会のルール上、絶対に越えてはならない、一線が引かれています。しかし、この作品が、その一線を、いかにして、そしていかにして、魅力的に越えていくか。その技術が、まさに圧巻です。
この作品の最大の魅力は、入田さんという、一種の捕食者のようなキャラクターにあります。彼女は、部下の性教育まで完璧に指導するという、非常に立派な口実を立てながら、その実態は、年に一度の楽しみとして、新入社員を、自分の玩具のように、食い潰していくのです。研修期間が終わった頃に、ヨダレを垂らしながら誘惑してくる彼女の姿。そこには、もはや上司という面影はありません。そこにあるのは、獲物を見つけた、一頭の雌獣の、執拗な欲望だけです。
そして、筆下ろし休日デート。この非日常空間で、彼女の本性は、完全に解放されます。彼女が、この10歳年下の童貞クンに対して、見せる優しさ。それは、母親のような慈愛に見えます。しかし、その優しさの裏側には、彼女を支配したいという、絶対的なコントロール欲が隠されています。『動かなくても大丈夫、全部気持ちよくしてあげる。』この一言が、この作品の、全てを物語っています。彼女は、彼を、ただの快感を受け取るだけの、無防備な存在へと、作り変えていくのです。
彼女が、狂ったようにハメ倒す。この言葉が示す通り、ここで繰り広げられるセックスは、もはや愛情表現ではありません。それは、彼女が、自分の支配力を、彼の体に、刻みつけていく、一種の儀式なのです。彼女のテクニックは、まさにプロのそれ。彼女は、彼が経験したことのないような快感を、与え、そして、その快感に依存させることで、彼の心と体を、完全に自分のものにしていきます。彼女の体が、彼の上で、うねり、踊る様子。それは、まさに、女王が、その臣下を、支配しているかのようです。
この作品を観ていると、私たちは、入田さんという、一人の強い女性が、いかにして、自分の欲望を、社会というルールの中で、満たしていくかを、痛感させられます。彼女は、決して悪人ではありません。彼女は、自分の生き方を、貫いている、非常に強い女性なのです。そして、彼女の指導によって、一人の少年が、童貞という名の殻を破り、一人の男へと変貌していく。その成長物語も、この作品の、大きな見どころの一つです。この作品は、職場という、身近な空間で、いかにして、禁断の関係が生まれるかを、見事に描き出した、非常に完成度の高い一本です。


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